How To6 分で読める2026-04-05
自分の好みを言語化する 5 ステップ
「美味しい」をテイスティングノートで表現する
コーヒーを語る人たちが使う「ベリーのような」「ナッツの余韻」という言葉。これは才能ではなく、誰でも訓練で身につく言語化スキルです。
コーヒーは 800 種以上の香気成分を持ちますが、人間の脳はそれを「言葉」にしないと記憶できません。逆に言えば、言語化さえできれば誰でもプロのテイスティングノートが書けるようになります。
ステップ 1: まず温度を変えて飲む
一杯のコーヒーを 3 つの温度 (熱い・温かい・冷めた) で味わってみてください。温度が下がると酸味と甘みが浮かび上がり、別の風味が現れます。これだけで「自分の好む温度帯」がわかります。
ステップ 2: 4 つの要素を順に評価
- 香り (アロマ): 鼻を近づけて何の香り?
- 酸味: 強いか弱いか、何系の酸味か (柑橘・ベリー・リンゴ・ワイン)
- ボディ: 軽いか重いか、紅茶っぽいかミルクっぽいか
- 余韻: 飲んだ後何が残るか、長さは
ステップ 3: 連想する食べ物を当てはめる
「ベリーっぽい」と感じたら、ブルーベリー?ラズベリー?ストロベリー? もう一歩進んで「ブルーベリージャム」「冷凍ブルーベリー」など状態まで連想すると、再現性のあるノートになります。
フレーバーホイールを参照すると言語化の助けになります。中央の大カテゴリから外側の具体例へ辿っていく方式が SCA 推奨です。
ステップ 4: 3 ヶ月続けて記録する
テイスティングは「自分との会話」です。最初の 1 ヶ月は「全部美味しい」しか書けなくても、3 ヶ月続けると突然語彙が増えます。記録なしに記憶だけで判断するのは不可能。アプリで記録を残しましょう。
ステップ 5: 同じ豆を違う方法で淹れる
同じ豆をハンドドリップとフレンチプレスで淹れると、別物のように味が変わります。これが「抽出が風味を作る」ことの体感です。自分の好む抽出スタイルが見えてきます。